お金は社会が健全に動かし続ける血液
お金がないと家計も苦しくなるのは実感しますが、社会全体が健全に発展するためにも必要なものですね。
『家庭』『会社』『公共団体』の間に栄養を届ける血液としての役割
自給自足で、自分で家を立てて、子供の教育をして、病気の治療も自分でできる。
そんな人がいたとしたら、複雑でストレスが多いこの社会と関わらず、幸せに生きていけるかもしれません。
そんなことは到底ムリですよね。
私達は、日本という国に所属して、○○県や〇〇市のサービスを受け、商品やサービスを購入していくなかで暮らしていきます。
そのために、様々なシステムを構築してきました。
道路や鉄道のインフラ、学校や集会所といった教育施設、多額の費用がかかる病院も整備してきました。
そのサービスを受けるためには、お金を稼いでモノを買ったり送金したりすることになります。これが経済というシステムです。
社会のなかでは、お金の流れをしっかりと目を向けなければならないのです。
お金の基本|3つのグループ
お金は、『家庭』『会社』『公共団体(国・県・市町村など)』の3つのグループを巡っています。
大きな血管もあれば(国)、社会の核となっている会社の血管、末端の血管(各家庭)もあります。
そのどの血管も大事なもので、中を流れる血液が『お金』です。
家庭では、働いて得た給料を持ち帰ります。
給料は家賃や食費、子供の教育費として支払われます。
各家庭から支出されたお金は、会社や国を動かす原動力になります。
会社は、家計からの労働力で商品やサービスを生み出し、さらに社会全体に商品やサービスを提供することで、利益を得ます。
お金の役割
言い換えると、『家庭』はお金を消費する、『会社』は利益を生み出す、『国』は国民所得の再配分をする、といった役割です。
家庭と企業は、国や公共団体に『税金』という参加費を納めます。
そして、国は、国民の税金を使って道路などの公共サービスを国民、会社に提供します。
常に栄養を届ける血液のように巡回しているのです。